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転校生か何かだろうと思ってそのまま通り過ぎた

が、昇降口に入る前に道を塞がれてしまう

なんだろうかと顔を上げると・・・見知らぬ男が前にいる

さてどうしたものか・・・緋月は考える

昇降口を塞いでいるのは確かだ

とりあえず言うべきことは言おう

「あなた、そこは邪魔ですよ・・・?」

そしてその男は、真っ赤になって

「すっすいません!!どうぞ香宮さん!」

その男が手を慌てて後ろに隠したとき

何かがその手からハラリと落ちた

スっと拾うと、真っ白な封筒が目に入る

中の手紙の中身が少し透けて見える

そこには【好き】という言葉が見えた