さっきの人が動いてる。
丈の長い、薄いシャツ。
それを、胸元のボタンを数個だけ留めて、
上着のように羽織っている。
その格好で、ゆらゆらと立ち上がる。
こっちを見る。
目があった。
彼はそのままふらふたした足取りで、
こちらへ来る。
歩きながら、しっかりした足取りになって。
真っ直ぐに、あたしの方を見ながら。
「知り合い?」
怪訝そうに訊かれる。
でも、知らない。
そばに来るほど、その姿が、
自分の好みにぴったりはまっていることがわかってくる。
何て、かっこいいんだ。
目が、離せない。
彼は、窓の外まで来た。
それから、
窓に、手のひらをくっつける。
丈の長い、薄いシャツ。
それを、胸元のボタンを数個だけ留めて、
上着のように羽織っている。
その格好で、ゆらゆらと立ち上がる。
こっちを見る。
目があった。
彼はそのままふらふたした足取りで、
こちらへ来る。
歩きながら、しっかりした足取りになって。
真っ直ぐに、あたしの方を見ながら。
「知り合い?」
怪訝そうに訊かれる。
でも、知らない。
そばに来るほど、その姿が、
自分の好みにぴったりはまっていることがわかってくる。
何て、かっこいいんだ。
目が、離せない。
彼は、窓の外まで来た。
それから、
窓に、手のひらをくっつける。

