オカリナさんの物騒な言葉に首を横に振る。
子供と知り合いなんて、物騒な話があってたまるかっ!
「あら、そう……でも、可愛いわねぇ……アニマル学園の文化祭には、獣人しかいないのよね?」
「あたりまえじゃん。じゃなきゃ今頃、私とオカリナさんは動物保護施設行きでしょ」
「……冗談に思えない冗談って、あんた好きよね」
まともな格好じゃないオカリナさんに言われても、説得力ねーよ。
ヒラヒラのドレスと言い、目立って周りに注目されるようなのは面倒でしょ。
よくも、簡単にそんな恰好が……。
ジーッとオカリナさんを見ていると、それに気が付いたオカリナさんが睨み返してくる。
「なによっ?」
「イーエ、ナンデモ」
「猫宮キト! あんたは棒読みすぎて嘘がバレバレなのよっ!」
「……や、別にばれてもいいし」