「……親は?」
「うわぁ~んっ」
「…………」
駄目だ。
会話が出来ないヤツと、どう接すればいいのか分からない。
同じように会話が通じないヤツが居るけど、そのウサギはシカトすれば良い話。
こっちは足掴んでるし、泣いてるし。そうはいかないのが現状。
どうしたものか……。
「あらぁ? 猫宮キト、子供には弱いのかしら?」
この声は、
「あぁ、オカリナさん」
「大鹿ユカナよっ! で、その子供はあなたの妹?」
その言葉に私はブンブンと首を横に振った。
「違うから! 知らない迷子の女の子」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…