私に惚れてたかもーだの。
意外と強者かもーだの。
…………私って、そんな強者に見えるの?
「ね、猫宮! お前、俺より強いのかっ!?」
「………………」
熊山のKY発言に私は絶句。
なんで、そうなるんだろう……。
しばらくしてからハッとして、首をブンブンと横に振った。
「ないないないない」
「あ、そうなのか? つまんねぇなぁ……もしそうだったら、机持ち上げ対決してたのになぁ」
あ、危なかった……。
熊山と机持ち上げ対決とか……想像するのも嫌だ。
私は熊山の見ているかなり重そうな机を見て、ブルブルッと身震いをした。


