―――――――― ―――――… 「……ってことです、バナナ先生」 「ばっ、ばななぁっ!? 猫宮、お前……! この男を追い出せ、今すぐっ!」 猿楽先生、ご立腹。 一方元凶のお兄ちゃんは、楽しそうに先生が座る椅子に座って、楽しそうに笑ってる。 ………相変わらず、空気読めない。 ミナミが苦笑いを浮かべながら、私にコソッと呟いた。 「…キトのお兄ちゃん、KY?」 「うん」 否定せず、即答で私は答えた。 「あ、キトひでぇ~」 と言ってるくせに、爽やかに笑うお兄ちゃん。