アニマル学園高等学校


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「……ほんっとうに、ごめんねっ?」


低姿勢で謝ってくるミナミに、私はヒラヒラと手を振った。


「いーよ、別に。今度、煮干しと牛乳奢ってね」


「に、煮干しと牛乳!? パフェとかじゃなくて……?」


その言葉に私は首を傾げた。


ミナミは何を言ってるの?


「ぱふぇ? そんなの、知らないし」


「えぇっ!?」


驚くミナミを尻目に、私は先を急いだ。


そう……ミナミも、私と一緒に迎えに行くんだ。その人を。


ミナミには誰だか秘密だけど……というか、反応がちょっと見てみたいだけ。