理解しようと必死に考えるため、周りに居た男子たちは黙り込んだ。
「……ヨク、ワカラナイ」
1人の男子の一言に、周りも「うんうん」と頷いた。
それを見て熊山は目を丸くする。
「え!? 分かんなかった!?」
周りの男子は皆同時に頷き、今度は熊山が黙り込んだ。
…分かってるって思う方が、おかしいでしょ。
なんて思いながら、次は数学かーなんて教科書を出しておく。
……大丈夫なの、アレ(男子たち)は準備しなくて。
熊山たちは、まだ理由の所で躓いてる様子。
「……つまり、生き物は何かを持ち上げない。イコール死ぬんだよ」
と、そこでまた躓く。
男子たちは「なんで持ち上げない、イコール死ぬ?」と疑問符を浮かべてる。


