私は教室の窓際で、暖かい太陽を浴びながらボーッとしていた。
猫宮キト、一応女子高生である。
趣味は昼寝。特技は高い所に上り下りできたりすること。
好きな季節は春で、嫌いなのは冬。
冬のいいところは、コタツぐらいじゃないか?
暖かいコタツの中を思い出して、私は“猫の耳をピョコピョコ動かした”
そう……ここは普通の生徒が通う普通の学校じゃない。
変わり者集団なのだ。
私の学校は“アニマル学園高等学校”
この時点で普通じゃなくて“変わってる”のは、明々白々。
でも、仕方が無い。これが一番適切だから。
獣人、ってやつ?
一部が動物の生徒が集う、超超変わった高校ってこと。