まっ、友情なんて、しょせんこんなものよね。



極上の獲物目の前に、ハントしない方がおかしい!が口癖の3人だもん。しょうがない、か。



ソファーの端に置いていたカバンから財布を取り出したあたしは、千円札を2枚、伝票の下にソッと置いた。



驕りとか言ってたけど、本当かどうかわかんないし……とりあえずこれだけあれば足りる、よね?



「えー…っと………あたし、もう帰る、ね。って、聞いてない、か。ハハハ…」



そして相変わらず目をギラつかせる親友達をぐるりと見回し、溜め息をつきながらカバン片手に立ち上がった…瞬間。



「あーわり。遅くなった」



「あっ…」



タイミングがいいのか、悪いのか、4人目の男…超絶イケメンは、なんの前触れもなくやってきた。