そんな毎日を過ごすたび
雪兎は、俺達に慣れてきたのか
少しずつ、自分の事を話してくれた。
もちろん、それは優に話す事が多かったけど・・・
ただ、俺は雪兎よりも
麻子さんの事が、気になり始めていた――――――
毎日、看護師と言うハードな仕事をしているのに
泣き事も、辛い顔もしない。
いつも笑顔でいる。
患者さんとも、冗談を言ったりしながら
毎日をテキパキとこなしている。
ただ、時折ほんの少しの時間
姿を消すことがあった。
それは、決まって誰かが亡くなった日の夜だった―――――
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