「…うわ、なにその顔」 「あっ、ごめん!きもいよね!」 「いや、その逆なんだけど…」 沙羅は、苦笑いをしてから、頬を膨らませた。 「私の花音をとられたみたいで、ちょっと妬けるな〜」 か、かわいい。 「私も沙羅に好きな人ができたら妬いちゃうかも」 「んも〜かわいいなあ花音はっ」 よしよし、と頭をなでられる。 「じゃあ、帰ろっか」 「うんっ」 私は、上機嫌で図書室を後にした。