彼女は天然美少女。


「ふ、ふ、福本くん!」

いつの間に…!

「これ、読むの?」

福本くんは、不思議そうな顔で絵本を見る。

確かに、高校生が絵本ってちょっと変だよね…

「あ、アリスカフェすることになったから一応読んでおこうかなって…」

「へえ」

はい、と絵本が手渡される。

「あ、ありがとう」

顔がだんだん赤くなっていくのが分かる。

「あっ、そうだ…」

パウンドケーキが入った袋を福本くんに手渡す。