【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐











 俺は、声がした方へ向かって…







 凍りついた。





 そこにいたのは






 龍太だけじゃなかった。






 花蓮もいた。







「花蓮ちゃん泣かせるなんて





 奏太、バカだよな」






 龍太が花蓮の頭を





 優しく撫でていた。