【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐






「少しなら





 いいだろ」









 もう一人が煙草の吸殻を





 道路に投げて






 グリグリと踏みつけた。







「私っ、そういうのはっ…」







 そのとき






「やめなよ」






 女の人が二人組の髪を掴んだ。