【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐









「もう…ダメかもしれない」







 え。







「ラウンドワンに来ることは




 了承してくれた」







 理紗は呟いて






 でもね、と付け加えた。






「女の声が聞こえてきた」







 私は店の外を見た。