部屋を出て



 倉庫の真ん中に行くと





 湊さんや龍太さん、亜衣さんが





 机を出していた。




 瑛太さんもいて



 料理を出している。







「二人でコソコソと何を―――あ」





 文句を言いかけた龍太さんが




 私の左手を見て





 口をつぐんだ。




「なんだ、そういうことかよ」




 龍太さんはぷいっと下を向いて。