奏太さんが三人に言った。 「すみません」 三人を代表して ヒロさんが平謝りした。 「花蓮、行くぞ」 「どこに!?」 奏太さんは答えずに 私の手を掴んで歩き出した。 そのまま歩くこと、 三十秒。 「ここ」 いつもの会議室とは違う 少し狭い部屋。 あの部屋には四つあるソファが 二つしかない。