部屋の広さなら 屋敷といい勝負かもしれない。 「花蓮ちゃん! ちょっといーい?」 琴葉さんが部屋に入ってきた。 「なんでしょう?」 「…敬語使わないで!」 顔を真っ赤にして、琴葉さんがわめいた。 「恥ずかしいから!あと、私のことは 琴葉って呼んで」 言ってから、琴葉…は私の正面に ドスッって座った。