「だって、私には家が別にあるんですよ?」




「…迎えに行くのに不便だし、




 小林組なら連絡取りやすいからな。




 お前の近況もわかる」






 奏太さんは言ってから、




 屋敷に戻って行った。







「…私の、近況…」





 なんだか、そこまで心配してもらえて



 気にかけてもらえて




 すごく、嬉しかった。