(8・12 PM23:06)


「ヘッ・・・クシュン!」
「風邪っすか、緑涼さん?」


キッチンで、野菜を切っていた緑涼が急にくしゃみをした。禮漸は少し不安になり声をかけると「大丈夫だべ、きっと。」と緑涼は返す。



「明日からお盆だべ。正嗣も美佐子さんもきっと帰ってくるべや。休んでなんかいられないべ。」



緑涼はそういうと、切った野菜を大きな瓶に詰め込んでそこにお酢などをいれていく・・・ピクルスのようになった野菜は、そのまま冷蔵庫へ・・・


「禮漸、明日の晩には食べれるかな・・・」
「少し早いかもしれないですけど・・・大丈夫かと・・・。」


彼らはそんな話をしながら、缶ビールを手にリビングへと向っていった・・・。