「風燕、焦るでねぇ!まだロック解除してねぇから!」 緑涼が、ドアロックを解除する前だった・・・。 車のロックが解除されると同時に、風燕は飛び出した。その後を追うように火燐、蓮流、禮漸、椿、緑涼と車を降りる。 店の中に入った途端、風燕のテンションが一気に上がる。 風燕の視界に入ってくるのは、欲しくてほしくて仕方なかった古い書物ばっかり・・・