菜『ん…』


目を覚ますと病院だった。



心電図の音や薬品の匂いがする。



ふと横を見ると
悠太がソファに座って寝ていた。


私はその姿をずっと見ていた。




しばらくして、


悠太『ん、ん?……菜那!?』


悠太は飛び起きた。


菜『ただいま。ニコッ』


ギュッ



私は悠太に力強く抱き締められた。