私は少し不安になりながら姉の加奈に電話した。 プルルルル…プルルルル…プル… -はい? 那『お姉ちゃん?那瑠です。』 -あら、どうしたの? 那『私妊娠したかもしれない…。まだ分からないけど…』 -マジ?…明日病院行きなさい。着いていってあげるから。 那『分かった。ありがとう。』 -那瑠、和樹くんは?知ってるの? 那『知らない。』 -ちゃんと言いなさいよ?心配するわよ。 那『はい。』 電話は終わった。