そして迎えた文化祭当日。 あれ以来、聖夜に会うのを避け続け、 電話も無視した。 悪いとは思ったけど、辛かったから。 そうしてる間に、聖夜も電話をかけてこなくなった。 きっと、諦めたのだろう。 この先、どうなっちゃうのかな? あたしたち………。 「さーち、しけた顔しないで元気だして。今日は本番なんだから。」 「そうだよね。ごめん柚菜。」 今は聖夜のことは気にしない。 接待に集中しなくちゃ。