そう言うと、さらに驚く桜。 もう、驚きすぎだよ。 「海菜ちゃん、久しぶり。」 「あ、はい。お久しぶりです。」 「ほら、あんたも……あれ?聖夜、愁夜と蓮司くんは?」 「さ〜。どっかに居んじゃねえの?」 「幸、あそこ。」 そう言ってお母さんが指差す方には、 女子の大群。 その隙間から、ちらっと見える 聖夜さん似の綺麗な茶髪。 そして隣には、少し明るい赤髪。