彼女は二重人格

~拓磨side~

「…く…た……ま…くま…拓磨!」

あ!?

ビックリした…。
ったく、誰だよ?いきなり声をあげるなんて。



俺が不機嫌に顔を向けたそこには、親友で幼なじみの檜瑛(かい あきら)がいた。


「なんだ、瑛か。」


「なんだ、じゃねーよ!」




瑛が俺の前に座る。

「お前、今日なんかおかしいぞ?」


おかしい?俺が?





「なんで?」


「さっきからボーッとしてるし…熱でもあんのか?」




ちょっ…男に顔触られても…


「う~ん、熱はないな。…なんか、あったのか?」





…なんかって。


あれ、言えるわけねーだろ。






何より七奈美が傷つくし。