彼女は二重人格

~拓磨side~

「七奈美!!」


やっと見つけたとき、七奈美は一人で心細そうに立っていた。



「…拓磨くん…?」

俺に気が付いた七奈美は、俺のほうをむく。




顔には泣き張らしたあとがあった。


「七奈美、どうしたんだよ。そのかっこう…。」





服はビリビリに破かれ、所々からだが見えていた。

そのとたん、七奈美が泣き出してしまった。





「もういい。なにも言うな。な?」



そしたら七奈美は静かに頷いた。


俺は、そっと彼女を抱き締める




すると、七奈美も抱き締め返した…。




やがて、七奈美も泣き止んだから俺は言った。


「乗れよ。家まで送る。」


「いいんですか?」





「ああ、でも…その前に。これ着ろ。」


俺は自分の上着を渡した。





「そのかっこうじゃ、恥ずかしいだろ?」



服はビリビリに破かれてるし…

七奈美は素直に着た。





少し大きめだから細い七奈美には、ダボダボだった。





それが少し可愛かった…。