彼女は二重人格

「も…もし、もし…。」


『もしもし?七奈美?』


「は…い。」

『いや、ビックリしたろ?俺のアド入ってて。』



「…っ…っく…。」




『七奈美?…どうした!?泣いてんのか?』


「くぅ……っ。」



拓磨くんの優しい声を聞いたとたん、はりつめていた糸が切れたみたいに涙がこぼれてきた。


『…七奈美、今いるところわかる?』


「わ、わかんないです…っ。」





『ん~、なんか目印とかは?』




あ、
「大きな…パチンコ屋と……ファミ○ー○ート…が……。」




『わかった。待っとけ。』

「…え?拓磨くん…?」



ツー、ツー、ツー…
切れちゃった。