キラリ

ふと変な予感がして、私は2階の踊り場をそっと覗き込んだ。



翔太の会話の相手は女子生徒、それも――

千明だった。



「今日は、ピアノのレッスンだから……」


「そっかぁ。

千明ちゃんってピアノ似合うよね。

ピアノ弾いてるの見たとき、綺麗だと思った。
上手いしさ」



千明……ちゃん?

しかも綺麗?!



何?

私の知らない所で何が起きてるの?