キラリ

毎日薬を塗っていたのに

治るどころか増えている。


そして、吹き出物がこのように並んで出来る事なんてあるのだろうか。



私はそこに、おそるおそる触れてみた。


普通の吹き出物のように、周りの皮膚より少し固いような感触。


痛くはない。



――これ、何なの?



見ているうちに、ざわりと寒気がした。


気持ち悪いし、怖い。



いたたまれなくなった私は、吹き出物の事を母に相談した。



「学校、半日お休みして

病院に行ってみる?」


「うん」



遅刻する旨を千明に連絡し、母が運転する車で、私は市内の総合病院へと向かった。