手を繋いで、うちについた。 「ただいまー」 自然と手が離れる。 ただいまとは言ったけど親はいない。 両親どっちも仕事だから。 「…お邪魔します」 雅人も呟きながら家に上がる。 部屋に行き、適当に座る。 座ったのだけど。 「ま、雅人…?」 雅人は胡座をかいてその上にあたしを座らせた。 ものすごく恥ずかしい、この体勢! 「んー…」