「…ッんぅ…」 知らなかった…。 雅人のキスはこんなにも、甘かったんだ…。 意識が朦朧としだした頃、唇が離れた。 「…これから、覚悟しとけよ」 耳元で囁かれた甘い言葉。 今まではなかった距離感。 全部が嬉しい。 「…うん」 今日、初めて雷に感謝した。 だって、雅人に近づけたから。 嫌なものは嫌だけど。