「へへーっ」
「キモっ」
「何をーっ!?」
ぎゅっと握った手は家までずっと
離されることはなかった。
もし悠矢が私を嫌いになったって
手 離してやんない、と心に決めた。
__
「あ、ついでに言うけど
この前の男にもう触んなよ。
つーか話すな」
やっぱり私の隣にいるのは
やきもち妬きの君でなくちゃ。
「えぇーっ!?」
「じゃあ俺がこの前の女と
仲良く話しててもいいわけ?」
君はすごくやきもち妬き。
けどそれが原因で別れるなんてこと
きっとないと思う。
だって私も君に負けないくらい
やきもち妬きなんだからね。
「絶っっ対駄目!!!」
_fin*