「な...っ、馬鹿...!?」


私この前のテスト悠矢よりも
3点多かったもん。


「...昨日のあれ。
 何か俺ばっかお前が好き みたいで
 悔しくて当たった。ごめん」


ぶんぶんと首を振る。


「さっきの聞いて安心した。
 ちょっと恥いけど。
 
 あーいうのは俺の前でだけ言え」



「はっ...はい...!」


思わずビシっと敬礼すると、
悠矢は満足そうに微笑んだ。



「じゃ、じゃあ...、仲直り?」


「ん」



そっと差し伸べられた右手に
迷うことなく自分の左手を重ねる。