バンッ!!





机を叩く音が教室中に響いた。






そして、その音と同時に教室中は静かになった。






机を叩く音が鳴った方を見ると、そこにはさっきまで座っていたのに、なぜか立ち上がっている蓮くんの姿があった。






蓮くん…??







「俺、ぜってーやらねーから。」






ものすごい低い声で蓮くんはそう言った。






いつもの蓮くんじゃなかった。







「えー!!なんでだよ!?」






「やりたくねーもんはやりたくねーんだよ。」







「まぁまぁ、蓮。今回はがんばろうぜ!!」






建斗くんは蓮くんを落ち着かせようとした。






しかし…