「そろそろ意見出してくださーい!!」
委員長が大きな声をあげて言った。
「って言ってもやりたいことないしなー…。」
「そのやりたいことを見つけるのが今の森川の仕事だ!!ちゃんと考えろ!!」
独り言で言ったつもりが、ばっちり委員長に聞かれていた。
「じゃあ、委員長はなんか意見ないのー??」
あたしのふりに委員長は少し戸惑っていた。
でも、蓮くんの顔を見て、ひらめいたような顔をした。
「ホストクラブなんてどうだ??」
「ホストクラブ!?」
「あぁ。せっかくルックスのいい奴がいるんだ!!そいつを使わないとな!!」
それってまさか…

