耳元で蓮が弱々しくつぶやいた。 「遅くなってごめんね…??」 「ホントだよ…。どんだけ待ったと思ってんだよ…。」 「うん…。ごめん…。」 すると、蓮はゆっくりあたしの体を離した。 「俺は、昔からおまえのこと知ってた…。」 「え…??」 蓮からの意外な話にあたしはびっくりした。 「ずっと、おまえだけを見てたんだ…。他の女なんか興味なかった…。ずっと…ずっとちひろだけだった…。」 すると、蓮はあたしの手を握った。