凛太郎を傷つけたくない…








だけど、凛太郎が望むのなら…








「ごめん、凛太郎…。あたし、好きな人がいるの…。だから…凛太郎とは付き合えない…。」








あたしは、凛太郎を振った。






「そっか…。ちゃんと振ってくれて、ありがとな、ちひろ。そして、がんばれよ…??」







そう言って、凛太郎は屋上を後にした。







凛太郎がいなくなった後、いろんな感情が込み上げてきて、あたしはその場にしゃがんで、1人で泣いた。







ありがとう…凛太郎。







本当にありがとう…。