「はぁ…。」 建斗くんは疲れきった様子だった。 「ちひろちゃん、まだ蓮はあの中にいるから。がんばっておいで。」 「ちひろ、がんばって!!」 「うん!!」 2人に背中を押されたあたしは、人混みの中に入っていった。 でも、なかなか蓮のとこまでは届かない。 文化祭のときはあんなに近かったのに…