夢なごり~君の声に呼ばれて~



「ん?舞咲さん、唇に痂が出来てますよ」



「痂?」



私は沖田さんに手渡された鏡を見た。



唇の端の方には小さな痂が出来ていた。



「もしかして、昨日土方さんと接吻した時に出来たモノじゃないですか?」



いや、それしか考えられない。



つまり、土方さんとキスしたのは夢じゃないということ。



「マジか…」



私は顔を引き攣らせ、うなだれた。



沖田さんはニヤニヤしてるし、斎藤さんと平助は無駄に赤面してるし…。



何か、前途多難にも程がある気がするんだけど…。