夢なごり~君の声に呼ばれて~



「見事な背負い投げでしたね。でも、怪しいです。僕と一緒に屯所に来てくれますか?」



「嫌だ」



「即答ですね…。じゃあ、仕方ありません」



青年は影がある笑みを浮かべる。



すると、突然身体が浮き上がった。



私は気付いた時には青年の肩に荷物のように担がれていた。