ついに始まってしまった。 会合場所が池田屋と分かった今、屯所に残った山南さんが伝令として山崎さんを土方さん達の所に向かわせるはずだ。 「土方さん…、早く…」 私は指を胸の前で組み、早々の土方さん達の到着を願った。 「総司!平助!!無事か!?」 近藤さんの大声が聞こえた。 でも、二人の声は聞こえない。 今、思い出した…。 池田屋事件で怪我を負うのは総司だけじゃない。 平助も額を割られて、怪我をするんだった。 私は咄嗟に池田屋の中に飛び込んだ。