その瞬間――。 「くっ」 私の首に修平先輩の手がかかり、力が込められた。 「そうか、君は舞咲じゃないんだね。じゃあ、俺の舞咲の仮面を付けた君は死んでよ」 徐々に力は強くなって行く。 私は首に当てられる手を引き離そうとするが、雨で滑って出来ない。 「あぐ…っ。だ、れ…か…助け…て…」 助けを呼ぼうにも喉が圧迫されているため、大声が出ない。 私も死ぬのかな…、こんな奴に殺されるのかな…? 私は自分の死を悟った。