「舞咲!大変よ!」 すると、お母さんが慌てたように駆け寄って来た。 「何かあったの?」 「今、連絡網が回って来て、白石先生が亡くなったらしいわ」 しらたきが亡くなった…? 私は衝撃的なことに持っていた鞄を床に落とした。 『教師が大切な生徒を守るのは当たり前だろ』 しらたきに言われた言葉と笑顔が脳裏に浮かんだ。 あれが会うのが最期だとは思ってもみなかった――。