その夜。 私は部活を終え、8時頃家に着いた。 後で来ると言ったしらたきは結局、来なかった。 どんな忙しくても、必ず部活に顔を出すしらたきが来ないのは珍しいことだ。 「ただいま」 そんな疑問を感じながら玄関に入ると、お母さんが誰かと電話していた。 お得意の長電話か…? そう思いながら、私はローファーを脱いだ。