夢なごり~君の声に呼ばれて~



「土方さんッ!」



桜井の爪が頬を掠ったらしく、皮膚が切れ、血が伝った。



俺の頬を見た桜井は動きを止めた。



「ごめ…、ごめんなさい…。い、嫌…、死にたくない!誰か…っ、誰か助けてッ!」



頭を抱え、ガタガタと震え始めた。



死ニタクナイ…?



一体、どういう事だ?



もし、今の状況がコイツの男嫌いに関係してるのだとしたら…。



「舞咲ッ!」



俺は咄嗟に抱きしめた。