夢なごり~君の声に呼ばれて~



「嫌ッ、離して!」



「落ち着け!桜井ッ!!」



桜井はまた暴れ出した。



クソッ、何なんだよ!?



俺は暴れる桜井の両手を押さえ付ける。



「嫌…っ、来ないでよ!」



何言ってんだ、コイツ…。



俺を誰かと重ねて見てんのか?



「さく――、っつ!?」



頬に鋭い痛みを感じ、俺は咄嗟に桜井から手を離した。