「さて、部活に戻るか」



私は中に戻ろうと、ドアに手をかけた。



――パキッ。



枝が折れる音がする。



顔を上げると同時に、背中に鋭い痛みを感じた。



背中を見ると、私の背中にカッターが刺さっている。



「舞咲ぃいぃぃい!!!!!!」



カッターが抜かれると、私の身体は道場の床に突っ伏した。