「だったら、舞咲に返しますよ。口移しで」 「「返さんで良い、飲み込め。馬鹿!」」 総司の爆弾発言に私は土方さんと声をハモらせた。 二人に却下された総司は唇をタコのように尖らせ、巡察に戻って行った。 「何なんだよ、アイツは…。桜井、お前もさっさと食え。置いてくぞ」 「あ、はい」 私は残りの甘味をちゃんと味わいつつ、手早く食べ終えた。